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Update at: 10/25/11
第二回JPM学生コンテスト
実行委員長を務めている「JPM学生コンテスト」という学生向けのコンテストは、理想の賃貸住宅や自分が住いについて若い世代のアイディアを募集する趣旨で始めたコンテストである。
第一回目は「わたしの住みたい夢のエコハウス」という環境に配慮したテーマの作品、第二回目は「わたしの住みたいコミュニティ住宅」というテーマで、地域社会の活性化にも繋がる「コミュニティ住宅」についてのアイディアを募集した。それはまた、東日本大震災で失った「絆と住まい」の回復にも繋がるテーマで「無縁社会」とも呼ばれる現代社会が抱える問題にも焦点をあてたものだ。
今回は前回の約三倍にあたる応募があり、これは東日本大震災以降、学生たちが鋭く反応したのが理由ではないかと思う。
どれも素晴らしい作品ばかりで、受賞式の後に数名の学生から応募の動機を聞いてみると、「震災地の仮設住宅などで自分のアイディアを活かしてもらいたい」「被災地のテレビの映像を見て、何か自分にもできるがあるのでは」などの意見があった。
東日本大震災から八ケ月後、この間に被災者は、避難所、仮設住宅、借り上げ賃貸住宅などを転々と移動してきた。それはまた「出会い、別れ」の繰り返しを意味し、コミュニティへの参加も形成も非常に難しい住まい状況である。
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