コラム

Update at: 12/01/30

2012.1.28 富岡町役場 除染レポート②

 

3つに区分される福島県

 

福島県は3つの地域に区分され、郡山市は『中通り』、いわき市は『浜通り』と呼ばれていて、もう一つが『会津地方』である。

地域が違うと同じ福島県といっても、文化も気候もかなり違う。

この日も気候の違いに驚かされた。東北一、日照時間が長く、雪などほとんど降らない浜通り、盆地で雪も降る中通り、雪が大量に降る会津地方。

 

 

 

原発避難民で中通り、会津地方、さらには新潟に移動した人がかなりいる。

だが、雪のある暮らしに耐えられないと、浜通りに戻ってくる人が増えている。

 

 

郡山市からいわき市に到着

郡山インターから約40分でいわき中央に到着。この時の放射線量は車の中で0.2μシーベルト/h。文科省の速報では、いわき市の屋外は、0.17μシーベルト/h。いわきジャンクションで常磐道に入り広野町方面に向かう。10分ほどで、緊急避難エリア(福島第一原発から20~30㌔圏内)に入った。

この時の車内空間線量は0.6μシーベルト/hと一挙に線量が上がってきた。

 

飲み物などを調達するためにコンビニへ寄る。外の線量を測ってみると、先ほどより下がって0.47μシーベルト/h。店の前なので除染をしているのかもしれない。原発関係者だろうか、防護服に着替えている人がいた。

 

 

 

コンビニを出て5分くらい走ると、赤字に太い「この先警戒区域」というサインが目に飛び込んできた。つまりここから福島第一原発20㌔圏内というわけだ。ここの澄みきった青空と緑を育んだ周りを見ていると、とても警戒区域とは思えず、重苦しい気配もない。これは放射性物質が人間の目に見えなく、匂いも感じることが出来ないからなのだろう。

だからなおさら厄介なのかもしれない。

 

 

●続きはこちら・・・2012.1.28 富岡町役場 除染レポート完結


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